| 月 | 節 | ナレーション |
|---|---|---|
| 4月 | たいじゅ 大樹の節 | オグマ山脈から吹き下ろす冷たい風が弱まると、 フォドラの大地は豊かな緑を芽吹かせ、 一年の始まりを告げる。 やがてその緑が大樹へと成るように、 人々は自らの生が実り多きものとなるのを祈って 年始を祝うのである。 |
| 5月 | たてごと 竪琴の節 | この節に生まれ、あるいは亡くなった聖人にちなみ、 フォドラの人々は彼らが好んだとされる音楽を奏でる。 竪琴や笛、歌で、思い思いに興じられるその響きたちは、 タルティーンやグロンダーズの広大な野に 種撒く者の間を舞い踊る。 |
| 6月 | かかん 花冠の節 | アドラステアの南の海から、 温かい風が吹きつけるようになると、 フォドラの人々は雨期の到来を知る。 激しい雨に打たれて傷んでしまう前に、 娘たちは急いで白い薔薇で花冠を編み、 想い人や親しい間柄の者に贈るのである。 |
| 7月 | せいかい 青海の節 | 日を重ねるごとに陽は強くなり、 虫の音と共に夜は短くなる。 女神がいるという青海の星が空に戻ると、 人々はその再誕を喜び祝う。 ガルグ=マク大修道院では、 再誕の儀が厳かに執り行われ、 フォドラ全土の熱心なセイロス教徒は、 揃って大修道院に足を運ぶのだ。 |
| 8月 | すいう 翠雨の節 | 生い茂った草木を濡らす雨は、 時に烈風を纏い、 時に霹靂と共に降り注ぐ。 雲間から射す陽光に照らされた翠雨は、 フォドラの大地を潤す恵みとなり、 自然の厳しさを教える災いともなる。 そして、雨の通り過ぎた後には、 美しい虹が架かる。 |
| 9月 | つのゆみ 角弓の節 | ファーガスの北から、涼やかな空気が下り始めると、 フォドラは実りの秋を迎える。 女たちは黄金色の絨毯を刈り取り、 男たちは角弓を手に野山を駆け巡る。 女神のもたらす大地の豊穣を、 精一杯に享受するのである。 |
| 10月 | ひりゅう 飛竜の節 | 天に轟く声で飛竜の群れが鳴き合うと、 澄み切った空を裂いて、 越冬のため南へと去ってゆく。 その雄壮な姿を遠く見上げながら、 子供たちは冬支度を手伝う。 木々に分け入っては薪を集め、 河に糸を垂らしては魚を釣り上げて。 |
| 11月 | せきろう 赤狼の節 | 生けるものが姿を隠し始め、 フォドラに長い冬が訪れる。 霧氷がじんわり降りていくように、 ファーガスの北から寒さが覆っていく。 山際に沈みゆく夕陽が、 狼の生え変わった冬毛を赤く照らすと、 それを見た狩人は言う。 赤狼が出た、と。 |
| 12月 | せいしん 星辰の節 | 透き通った冬の空に、星辰が瞬く。 青海の星はその姿を隠し、 女神は遠く天上から、 地上の平穏を祈るという。 ガルグ=マク大修道院では、 落成を記念する周年祭が今年も行われ、 5年後の千年祭に向け、 人々の祈りは大きくなってゆく。 |
| 1月 | しゅご 守護の節 | 守護聖人セイロスは、 かつてのこの季節に姿を現した。 フォドラ中で巻き起こる戦火に 心を痛めた天上の女神が遣わしたのだ。 セイロスの頭上では”白きもの”が翼をはためかせ、 戦いに赴く彼女らに 文字どおり追い風を送ったという。 |
| 2月 | てんま 天馬の節 | ファーガスの北の地は、吐く息も凍る寒さに包まれ、 アドラステアの南の海でさえ冷たい風が吹きつける。 空から天馬の羽根とも見紛う雪が舞い落ちると、 フォドラの首飾りは真珠より白くなり、 険しい喉元を更に険しくするのである。 |
| 3月 | こげつ 孤月の節 | 月明かりのさやけさを共に感じながら、 人々は一年の終わりを思い偲ぶ。 別れを惜しみ、出会いに胸を膨らませ、 それぞれの道を歩いてゆく。 徐々に濃くなっていく春の気配をよそに、 空にはただ孤月が浮かんでいる。 何かを象徴するように…… |
